和歌劇作品紹介

「旅 人 (たびと) ~梅と宴~
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美・綱澤 僚

- あらすじ -

平城京が出来た頃、九州の南部・隼人の国で内乱が起き、ヤマトの国と豊前国が軍隊を派遣し、その指揮官として大伴旅人は隼人の国に赴きました。その戦いでは、兵士が敵を倒すと、切り落としたみしるし首級を木の棒の先に刺して持ち運び、陣地に戻ると、皆で それを見ながら大笑いする、という習慣がありました。それが互いの敵意を増幅する悪循環になると考えた旅人は、それを何とかして止めさせたいと思いました。
その五年後、旅人は九州全体を統轄する役・太宰府の長官として、再度九州に赴任します。そして隼人の国や豊前国を始め、先の戦に係わった国の長官を太宰府に呼び寄せると、旅人は宿舎の庭で、梅に因んだ和歌を作る宴を催し、人々の融和を図ろうとしました。
 

- 公演実績 -
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