和歌劇作品紹介

「王子の夢・鑑真の夢」
脚本:菅沼 登
音楽:綱澤 僚・歌枕 直美

- あらすじ -

およそ千四百年前、中国の皇帝から迫害を受けていた僧侶・慧思は、民衆を救う仏教を広めるため東の国の王子に生まれかわると言い残してこの世を去った。丁度その頃生まれた日本の前身・倭国の王子は、奴隷など身分制度の矛盾に気付き、仏教を取り入れることによってそれを解決しようとしたが、それが実現する前に王子は亡くなった。
数十年の後新生成った日本の朝廷は、仏教を取り入れることによって社会の矛盾を解決しようと、唐の国から教師となる僧侶を招こうとした。
その頃唐の皇帝・玄宗は、道教という思想を国の中心と定め、仏教を冷遇していた。唐で活躍していた僧侶・鑑真は、日本の王子が風月同天の詩を刺繍した三千着の袈裟を唐に送った故事が慧思につながる縁だと感じ、日本に渡ることを決意した。
 

- 公演実績 -
2010年9月25日・26日 静岡・初山 宝林寺
2008年1月20日 いかるがホール
2006年11月4日 うたまくら茶論(第一部)
2006年10月14日 うたまくら茶論(第二部)
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