和歌劇作品紹介

「忍熊皇子 おしくまのみこ)
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美

- あらすじ -

昔々、近江の伊吹山の麓を治める大帯彦という大王がいた。大帯彦は、西の方に進出するため、摂津の国の船乗り・息長イシジを仲人として、播磨の国の女王・カグロヒメと結婚した。その褒美として大帯彦は、イシジにカグロヒメの付き人・ヒスラヒメを娶らせた。やがて、大帯彦と息長イシジの両方に、奇しくも同じ日、皇子が生まれた。その子供たちが十五歳になった時、互いの名前を交換し、大帯彦の皇子は「忍熊」を名乗り、また イシジの子は「イサチ」を名乗ることになった。そこに、西の方から、新羅の国王の血筋をひく、ホムタの一族が進出してきた。忍熊皇子とイサチは、南北からホムタと和迩の一族の攻撃を受けたため、父の勢力地盤である近江の国に退却した。ところが、その途中で、和迩の武振熊の急襲を受け、忍熊皇子とイサチは舟で湖の上に逃れた。皇子は、敵の手に掛かるより、自ら命を断とうとするが、イサチは、皇子の身代わりとなった。その後、イサチの子孫は吉志の名を賜り、宮中の行事に参列して舞を舞う役についた。
 

- 感 想 -

☆悲しいですが、とても好きなお話でした。
★イサチは、自分の命をかけて忍熊王を救い、本当に恰好いい人だと思いました。
☆最後の歌に、にほ鳥の和歌出てきますが、にほ鳥は親が子を守る鳥なので、この2人を象徴する歌のように感じて、とても感動しました。
 

- 公演実績 -
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