和歌劇作品紹介

「メドリとハヤブサワケ・愛の賛歌」
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美・綱澤 僚

- あらすじ -

昔々、新羅王の血筋を引くホムタの一族は、女鳥王という女王が治めていた播磨の国を征服しようと企んでいた。武力に勝るホムタの首領・オオサザキは、出雲王の血を引くハヤブサワケを女鳥王の許に送り、戦わずに降伏してオオサザキの后になる様に伝えた。しかし、ハヤブサワケは女鳥王と愛し合う仲になり、二人はオオサザキと戦うことを決意した。
やがて戦いが始まると、オオサザキの軍勢に圧倒された女鳥王とハヤブサワケは、丹波の国に逃れようとした。その途中で部下の裏切り遭い、絶望的な状況の中、手に手を取り合って山の中を進む女鳥王とハヤブサワケの心は、硬く結ばれていた。  
 

- 見どころ・聴きどころ -

究極の愛がテーマの物語 終曲「メドリとハヤブサワケ・愛の賛歌」
敗北、裏切り、追い詰められたこの二人の選択は、「命を奪われようと、手をとり二人がともにいることが幸せ。」と歌います。


- 感 想 -

☆やっぱり愛する二人は、どんな試練があっても離れてはいけないですよね。
★この二人の想いの歌を聴くと、涙がでます。何の力みも無く、悲しみも恐怖も超えた、どこまでも崇高な世界を感じます。歌枕さんの歌うこの歌は、何度聴いても、泣けてきます。
☆古事記の物語を一つ聴かせて頂いて、日本人のルーツの深さに涙がこぼれました。悲しいストーリーだったのだけど、ストーリーに涙がこぼれたのではなく。何か、深いDNAに触れた瞬間、自然に感情が溢れてきた。そんな歌でした。
 

- 公演実績 -
2014年11月21日 うたまくら茶論
2013年2月2日 うたまくら茶論
2013年1月27日 東京・銀座ブロッサムホール
2009年6月27日 旧岡田家住宅・酒蔵
2007年4月14日 うたまくら茶論

登録商標について:「和歌劇」は株式会社うたまくらの登録商標です。