和歌劇作品紹介

「光明皇后 (こうみょうこうごう)
脚本:菅沼 登
音楽:福原 真衣子・歌枕 直美
- あらすじ -

今から千二百年前 平城京遷都の功労者で右大臣として朝廷を支えていた藤原不比等は、この法華寺の地を本拠地としていましたが、そこは不比等の一族だけではなく、身寄りのない子供たちを住まわせており、とても賑やかな場所でした。
生まれた時から その家で一緒に育った 不比等の娘・光明子と後の聖武天皇となる首皇子は、成人するとすぐに結婚しました。
やがて皇后となった光明子は、まな娘の安倍皇女を天皇の位につけるため、秘策を講じます。それは中国の医学と技術を導入し、自らの家に紫微中台という名の一種の先端医療センターを開設することでした。そして、安倍皇女と藤原仲麻呂をその長官に任命します。
光明皇后の願い通り、安倍皇女は天皇の位に就きますが、間もなく 藤原仲麻呂は不老不死を目指す中国の医学に疑問を抱くと同時にさらなる権力を手に入れようとして、光明皇后たちに対して反乱を起こします。
 

- 公演実績 -
2010年10月10日 光明皇后1250年大遠忌記念公演 奈良・法華寺
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