和歌劇作品紹介

「志貴皇子」
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美・ 綱澤 僚
 
- あらすじ -

志貴皇子は淡海帝(天智天皇)の皇子であったが、その母・越の国を治めていた道君の娘女で、皇位を巡る争いから自らの子を守るため、志貴皇子に、薬師(医療者)となることを奨め、越の国に伝わっていた薬の処方を教え込んだ。その意を受け継いで成長した志貴皇子は、毎日薬となる草木や動物を探して野山を歩き回り、飛鳥御浄原帝(天武天皇)亡き後の後継者争いから逃れることができた。
そして、その后が病を患った時、志貴皇子がもたらした治療法によって回復すると、藤原帝(文武天皇)は、皇子が良い伝統を保っていることを高く評価して官職を与えた。
そして、自らの皇子を儲けた志貴皇子は、未だ皇子たちが物心つく前になくなったが、後世、志貴皇子の皇子や孫が皇位についた。
そして、皇子の孫であり、平安京の時代を開いた桓武天皇は、祖父・志貴皇子の意志を継いで、日本の各地に伝わる、様々な薬の治療法をまとめた本を作り上げた。
 

- 公演実績 -
2013年3月2日 うたまくら茶論
2009年3月7日 うたまくら茶論
 
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