和歌劇 : 早良親王

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「早良親王(さわらしんのう)」

脚本:菅沼 登
音楽:福原 真衣子・歌枕 直美

- あらすじ -

 今から千二百年あまり前、奈良の都の市場では、歌垣という若い男女が出会う社交の場があった。しかし、次の天皇に決まっていた山部皇子(桓武天皇)は、古い伝統の代わりに、中国の道徳を取り入れ、日本を新しい社会に作り変えようとしていたので、その歌垣を禁止した。
 一方、先の帝(光仁天皇)は、我が子・山部皇子の考え方が急進的すぎるのではないかと考え、その行きすぎを抑えるために 早良親王を皇太子に指名させ、その後見役である東宮の長官に、古からの和歌に詳しい大伴家持を就けた。即位した山部皇子は、大寺院を始めとする古い政治勢力から逃れるため、新たな都を造ることを決め、渡来人の血をひく藤原種継を 新たな都を造る責任者に任命し、また 家持を征夷大将軍として 蝦夷との戦いの最前線である秋田城に派遣させた。
 ところが、新たな都を造る現場で指揮をしていた種継が、矢で暗殺されてしまい、その後の捜査の結果、家持の身内が犯人として捕らえられたが、その証言により、早良親王がその事件に関わっているとされた。淡路島への流刑が言い渡された親王は、無実を訴え、断食の末に亡くなったが、その遺体は、奈良に帰ることは許されず、淡路に送られ、そこで葬られた。 [脚本 菅沼 登]



- 公演実績 -

2010年8月7日 うたまくら茶論於

登録商標について:「和歌劇」は株式会社うたまくらの登録商標です。


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