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「富智の山(ふちのやま)」
脚本:菅沼 登
音楽:綱澤 僚・歌枕 直美
- あらすじ -
[第一部] 富士の神と筑波の神
国造りの神・ スクナヒコナは国造りを終えた後、諸国を旅していた。或る秋の日、スクナヒコナは、秋の収穫祭を行っていた富士の女神に一夜の宿を請うた。富士の女神は、スクナヒコナが雁の羽根で作った服を着ているのを見ると、渡り鳥が伝染病を運んでくることを恐れて宿泊を断った。それに怒ったスクナヒコナは、富士山は年中雪に覆われ、寒くて農作物は出来なくなると言って立ち去った。
次にスクナヒコナが常陸の国の筑波山の女神に宿を請うた所、雁は農作物の稔りをもたらす縁起の良い鳥だと知っていた筑波山の神は、喜んで宿を提供した。喜んだスクナヒコナは、豊かな田畑の稔りを約束した。そして、常陸の国人は豊作を喜び、獲れた米で酒を造り、それをスクナヒコナの神に捧げて、祝宴を開き飲み歌った。
[第二部] 防人と富士の高嶺
富士山の南側の麓には、雪解けの清い水により、農作物の豊かな稔りがあった。そこに住む乙女を好きになった若者は、夜、二人の間にある険しい峠を越えて乙女の処に通い、やがて二人は結ばれた。
ところが、ヤマトの朝廷の中で、駿河の国の有力者だった大生部氏が権力争いに敗れたため、駿河国の領主たちは、一万人以上の若者を防人として朝廷に差し出すことになった。防人として西の国に旅立つことになった若者は、父母に別れの歌を歌って挨拶し、最後に、愛する妻と二人で眺めた富士の歌を歌って出発した。 [脚本 菅沼 登]
- 公演実績 -
2008年6月21日 ラスターホール 伊丹市生涯学習センター
2007年10月27日 ポーランド・ワルシャワ市 ジャパンウィーク 文化宮殿ホール
2007年10月26日 ポーランド・ポズナン市 アダム・ミツケビッチ大学
2007年10月24日 ポーランド・ワルシャワ市 ワルシャワ大学
2007年5月6日 アクトシティ浜松音楽工房ホール
2006年5月27日 富士山本宮浅間大社
2006年3月4日 うたまくら茶論(第二部)
2006年2月4日 うたまくら茶論(第一部)
登録商標について:「和歌劇」は株式会社うたまくらの登録商標です。
